この記事に続きを書きます。
改心したと思われたヴィルフリートですが、基本的に素直な性格なため周りにとても影響されます。悪意にも鈍感だったり何が悪いのかがわからないというのがただただあります。その辺りは子供なので仕方ないといえば仕方ないことです。
平民と貴族は常識が全く違います。平民は貴族に逆らわなければ結構自由ですが、貴族は派閥によって成り立っているところや礼儀等がとても大事で、平民の頃にあった自由がほとんどないです。貴族の階級によっては上位にいけばいくほど言葉をだせません。
派閥はエーレンフェストではヴェローニカ派とライゼガング派に分かれており、ローゼマインが貴族になる前はヴェローニカ派の影響がとても強い状況でした。
マインがローゼマインになるきっかけとなった事件でヴェローニカが失墜し白い塔に幽閉されたためヴェローニカ派の影響が弱くなりました。
白い塔は領主以外は入れないようになっています。もし入った場合は処刑されるかそれに近い罰が与えられます。
ヴェローニカ派はヴェローニカを信用しているヴィルフリートに領主になって欲しいと思っています。ヴェローニカを救って欲しいとも思っています。
ある日事件が起きました。
ローゼマインが教育の部屋としている子供部屋にヴィルフリートが乱入してきます。
ヴェローニカに会い、ローゼマインとフェルディナントに対しよくないことをヴィルフリートに吹き込みました。
ヴィルフリートはそれを簡単に信じてしまいます。ローゼマインには恩があるにもかかわらず。
これに怖い顔をみせたのはローゼマインです。
先ほど書いたようにヴェローニカは白い塔に幽閉されています。
白い塔は領主以外は入れません。
入った場合は処刑と同等の罰が与えられます。
この契約を破ったことによりローゼマインが怒っているわけです。
このまま領主一族の会議が始まります。
ジルヴェスターもフロレンツィアも暗い顔をします。
いくら自分の息子でも例外はないわけです。
ヴィルフリート自身はそれが悪い事と思っていません。
この時にようやく悪いということを理解したわけですね。
本人は自分から塔にいったというわけではなく、友人に連れられたといっています。
ヴェローニカ派の子供(この子はローゼマインと後々深くかかわります。)につれられたみたいです。
この時点でヴェローニカがローゼマインとフェルディナントにしてきたことを語られます。ヴィルフリートはすごく後悔します。
反省できるので嫌いになれないんですよね。
それでヴィルフリートはいろいろあり処刑を免れます。その代わり処刑と同等の罰を与えられます。領主候補の剥奪と記憶をすべて覗かれるという罰なので影響はとてもでます。
このような感じで序盤のヴィルフリートの話が終わります。
ヴィルフリートの美点はフェルディナントからとても正直なところと言われております。自分もそう思います。その性格なので嫌いになれないキャラなんですよね。基本的に善です。
ここから後編はユレーヴェ(マインの魔力の塊を溶かすための薬)の素材集めになります。
この先も結構長いんですよね。4部や5部ほどではないですが。
その内書こうかな。